美容師はどのようにして自分の髪を切るのか??

今日はスタッフのヘアカットをお願いされてデザイン&カットしました。

同業者のヘアカットは大変でもあり楽しくもあり!です。

大変なのはカット後に顔を合わせる機会が多く自分の作品とも呼べるスタイル経過を観察せざるを得ないからです。スタッフ自身もそうですが僕自身のカット力とデザイン力と向き合わなくてはならないということでもあるからです。

楽しいのはスタッフも同じヘアスタイリストなので大枠が決まれば理解はあるので細かなディテールはこちら側で決められて好き勝手にチャレンジ出来るからです(笑)

けっこうなロングヘアのスタッフMさんです。

 

オーダーは

  • 「ロングを目指してしばらくチェックカットくらいで切ってないので短くしたいです」
  • 「だけどボーイッシュにはならないように!なんだけどガーリーにもならないように!」
  • 「そしてばっちり小顔にみえるように!」

と まぁ言いたい事は全部のせ(笑)

女心となんとやら!です。

しかし日常からこのようなオーダーも多く受けているのは勿論のこと、それらをことごとく満足させているこのわたくしなので

「まかせなさい!カッチョ良くも女らしいモテ髪にしてあげましょう」

と早速カット!

ホリスティックヘアカットの醍醐味は以下のような丁寧な儀式なのであります。

髪の束を皮膚の上に重ねてはずらし、またかぶせては量を削る

それらの構築はその繰り返しからときには髪を揺らし梳かしつまみ切り取り沿わせ逃がし落としかきあげ

鏡の中での微妙な比率を合わせ

シルエットを邪魔する要素は取り除き、、、

それらランダムではあるがパターンではない技術を感情と想いを乗せて鋏で象る。

そしてスタイルが出来上がる!

 

ヘルプしてくれたスタイリストにも渾身の一発を見せられたのも良かったですが当の本人が仕上がりのスタイルに満面の笑みで答えてくれている姿にめちゃ充実感があったのは言うまでもありませんでした。

当サロンでしか出来ない、僕らにしか出来ない!という自負をもってカットしている毎日です。

春先に向けてスタイルチェンジは如何でしょうか?

  大峰浩喜